レシートの「人数」表記には気をつけろ

だいたい、個人で「飲食」に要した費用というのは、「接待交際費」で経費化するものである。

経費化するときには、飲み食いした証として、客観的な証票が必要となる。

この際、領収書ならば、人数を書くところがないので、(こいつ、自分の飲み食いを経費参入してるんでないか?)との疑いが、税務署の調査官に生まれても、先に言ったように、領収書には、「人数」を書く欄がない書式の方が多いので、不問に付されることが多い。

というのも、これはどこでいつ飲み食いしましたか?という風に、深く突っ込まないといけなくなる。要は、めんどくさい作業なのだ。

しかし、レシートで、それも、「人数欄」があるとき、実に突っ込みやすくなる。

そう、「人数」が「1人」としか記録されてないレシートが、接待費などの複数の人間を前提とした経費の証票とされていた場合、そこですぐに突っ込めるわけである。

なぜ、接待なのに、人数が1人なのでしょう?というわけだ。

1枚や2枚なら、「飲食店側の入力違いでしょう」と突っぱねることもできる。

しかし、「誰かを接待したはずなのに、お客様人数が1人としか記録されていないレシート」が、何枚もぼろぼろと出てきた場合、向こうの間違いで押し通すことはできないだろう。

下手をすると、1枚1枚に、詳細にどういう接待をしたか、調べられることになる。

飲食店の昨今では、1飲食ごとに1取引IDが付されることも多く、税務署が店側にレシートを持っていき、この飲食についてのデータ(飲み食いしたもの)を引き出すことだってできるのだ。

調査の結果、最悪、接待費の全てが否認されかねない。また、悪質な課税逃れとして追徴課税されかねない。

飲食店側のITの推進で、かつてないほど、精巧なレシートが発行されるようになった。

年月日は言うまでもなく、来店日時・時間から退店時間、飲み食いした人数、それも、男女比まで、レシートに記載されるようになっている。

その他、会議費や交際費のように、人数を記録しておかないといけない経費に、その人数と合わないレシートだとかなり不審がられることになる。

やるなら、きっちりと、粗漏なくやるべきである。1枚のレシートから、脱税はばれると言うよりも、「切り込まれる」地点となる。

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