脱税するには、「費用」を過大に計上すればいい。
以下に、代表的な「費用の架空計上」をメモ的に記していく。
まず、架空の外注費である。
たとえば、Webページの作成である。
ありもしない、デザイン費やコンサルティング費、コピーライティング費を外注費として計上する。
有体に言えば、バナーなど自分で作れるけれども、架空の会社なり個人事業者に発注したことにして、「費用」を上乗せするという塩梅である。
個人やフリーは浮き沈みが激しいので、携帯がつながらなくなったり、メールアドレスが不通になったりしても、少しもおかしくはない。
だから、「架空の経費」を入れ込む余地は多々あるわけである。
当該外注費の過剰計上は、個々の事業によって違うので、「こうすればよい」ということが一概には言えない。
しかし、だからこそ、「ばれにくい」というわけで、「過剰過ぎの目立つ金額」でない限り、発覚はしないだろう。
頭の使いどころである。
次に、人件費の仮装がある。
日払いの仕事では、多くやられていることだろう。実際には、学生アルバイトを2~3人しか使ってないのに、5~6人も使ったことにして、その分の、「バイト代」を過大に計上するわけである。
また、賃金の支払の際に、少し多めの額の領収書に判をさせることで、それだけ浮かせることもできる。
いちいち、賃金支払の領収書を当たることは、税務署側の人的資源的に不可能なので、割りかし行いやすい。