Google ChromeのThemeにけいおん!(K-ON!)があった

Chrome PCは、要するに簡単に言えば、ブラウザしかないPCなわけだから、Chrome PCがパソコンの主流となって、「けいおん!(K-ON!)」テーマを選んだ人は、作業の間ずっと、「けいおん!(K-ON!)」に接することになるのか。

ワープロで文章を打っていても、計算していても、メールを書いていても、動画を見ていても、コードを組んでいても、脇のほうには「けいおん!(K-ON!)」があるというわけか。

しかしまあ、マライア・キャリーのテーマの利用者が340,000ユーザーで、K-ON!が今のところ170,000ユーザー。

投稿時の現状で、利用テーマの上位陣に入っているわけで、「こいつは、始まったな」という気がする。

「何が?」といわれるとわからない。それを言うのが作家の仕事だろうから、私には関係ない。

参考:Themes > Artists > K-ON!

タダ、ということ

ポイントは、当該「けいおん!(K-ON!)」のテーマがタダ、という点にある。

もちろん、大手上場w企業のGoogleが、著作権や商標権を無視することはないから、おそらく、作者のかきふらい氏と出版社の芳文社に、著作権料なり利用料が支払われていることだろう。

ということは、Googleは、ユーザーの獲得に「けいおん!(K-ON!)」がお金を使ってでも有効だと踏んでいることになる。

多言語に訳されたものがリリースされているから、世界的に、何らかの顧客獲得手段として有効だとも見受けられる。

少なくとも、担当者なり企画をあげた人が、日本製アニメの効果を見て取っているように思われる。でないと、お金を使わない。

じゃ、どういう顧客層を狙っているのかというと、やはり、今後の社会を担う若年層である。

決裁権者に挙げた書類・資料には、今の日本の中高生に人気、大人のお友達に人気などと書かれており、それがGoogleの今後の顧客すくい上げ戦略にマッチしているのであろう。

そういや日本MSFTも、「萌え」を戦術に組み込んできている。若年層の関心を惹起するのは、重要な企業戦略の1つなのだろう。

外れていたらごめんね。

「大」時代の終焉か

国別の利用者数がわかれば、日本製のアニメの浸透度合いがわかるんだけどなー、と思う。文化潮流の変化として、実に興味がある。

利用者数の大半が日本人なら、まだまだローカルの特殊な、濃縮された人たちの一過性でしかない。

が、日本人以外のユーザーが多いようなら、つまり、日本人以外のファンから支持されているのなら、21世紀が本格的に来つつあるなと思う。

確実に何かは起きている、ような気がする。

20世紀は大新聞、大雑誌、大マスコミ、大評論家、大有名人、大芸能人が文化を担ってきて、それが下々に流れていっていたわけだけど、21世紀はChrome PCのような目の前にある自分の「道具」の、ちょっと脇のところに、他の文化からのお誘い・ルート・セッションがあるんだなあ、と思う。そして、ばあっと入っていくのかなと思う。

少なくともここに、ChromeがらみでK-ON!を始めて検索した人がいる。

「大」の時代の物事は、急に滅びるのではなくて、気づいたら、少しずつ影響力を失っていて、自然と無視されるようになるんだろう。

「大」は、なくなるんじゃなくて、「大」は、人の視線に入らなくなる。そんな気がする。

そういえば、老兵は死なず、ただ去り行くのみと言った人がいた。1つの時代が滅んで、新たな時代が生まれる境目にいることを肌で感じる。

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