現金及び預金と受取手形、土地

あなたが「お金を貸すとき」や「掛売り(信用売り・後払い販売・割賦販売)」をするとき、決算書なり財務諸表を参考にするだろう。

このとき、一番見なくてはいけない勘定科目は、「現金及び預金」と「受取手形」、「土地・建物」である。

決算書の貸借対照表には様々な項目が並んでいるが、上記3つが最も「確かなもの」である。

言い換えれば、これら以外の勘定科目は、非常にいい加減というか、経営者の“評価”や“作為”が入ってくるので、とても恣意的なことがあるのである。

たとえば、「売上」である。

売上なんてのは、ぶちゃっけ言うと、裏で当事者同士で仕組まれたら、いくらでも、書類上、計上できてしまうのである。

だから、売上高が高いからお金を貸す、というのは、危険なのである。

さて、なぜ、先の3つの勘定科目、「現金及び預金」と「受取手形」、「土地」は確かなのかというと、調べたらすぐに、それも、客観的なものがわかるからである。

現金及び預金は、通帳を見れば分かるし金庫のお金を数えればいい。うそをついてもすぐばれる。

「受取手形」は不正がしにくい。強力な決済力があるし、割引もできる。

土地は、登記簿を取り寄せるなりすれば、取得原価は分かる。まあ、多額のお金を貸すのなら担保として、不動産の登記簿は見るだろう。

なお、「建物」は、老朽化していたら撤去費用で割を食うくらいなので、あまり信用のできない(当てにできない)勘定科目である。

ちなみに、会社を畳むときの「清算価値」は、おおまかに上記の3つを元に計算していくことになる。

決算書(財務諸表・貸借対照表・B/S)のなかで、確かなのは「現金及び預金と受取手形、土地」の3つと知っておくと、貸し倒れされることもない。

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