「止まらないスロットマシーン」とバフェットに評された、かつての新聞社

『新聞社から莫大な利益が得られた日々は終わったのです。』

「ジャングルの法則-最も肥えた人間が生き残る」によって、『止まらないスロットマシーン』のように利益を上げてきた新聞事業は、もう、これまでにような利ざやは生まれない、というバフェットの指摘である。

実際、新聞事業は確かにそうだし、「儲かる」業種ではなくなったのは、自明である。

そら、ワンクリックでタダの情報が手に入り、求人情報が手に入るようになっては、これまでの、新聞の絶大な優位性はなくなったとしかいいようがない。

今も、新聞は影響力を持ってはいるが、「商売」としては、かつてのように、儲かりはしないというのが、バフェットの考えているところである。

しかしそれでも、バフェットは新聞社をいくつか新しく買っているので、「新聞事業は、これまでのような影響力やうまみはないが、そこそこのリターンはあるだろう」と踏んでいるのだろう。

ちなみに、「ジャングルの法則-最も肥えた人間が生き残る」とは、こういうことである。

人は広告や求人情報を得たいために新聞を取るが、2紙も要らない。

広告を出すほうは、一番影響力のあるところに出したい。結果、部数の多いところに広告が集まり、結果、部数の少ない新聞は淘汰され、1紙だけの独占状態(地域独占)が達成される、という次第である。

独占を達成した新聞を、『止まらないスロットマシーン』とは、よくいったもんだね。

フェット「株主への手紙‐第3版

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