Mark Zuckerberg(マーク・ザッカーバーグ)が語る、Google+がフェイスブックに勝てぬ理由

個人的な直感だが、Google+がうまくいかないなと思うのは、ユーザーに訴えかける「特徴」、どぎつく言えば「乗り換えるメリット」がないことだ。

Google+の説明書きを見ても、「だから、何?」になってしまう。

ユーザーは、自分がマーケティングの対象になっていることは、知っている。それは、不快ではある。

しかし、その不快を超える利得なり楽しみ、利便があれば、そのサービスや物品を使い続けるわけである。配偶者とそっくりだ。

Google+は、明らかに「SNS」が次の10年の主流となるから、参入してきたわけで、ユーザーからすれば、商売目的なのはわかりきったことである。

だからこそ、「ビジネスライク」に、更なる便利と楽しみと利得とを求めてくる。

逆を言えば、フェイスブックのときよりも、「壁」が高くなる。フェイスブックを超えていて当たり前だからだ。

Google+がうまくいくかどうかは、ひたすら、ユーザーの満足によるだろうが、Googleが独自の何かをやれば、フェイスブックもやるだろう。

Google+のビデオチャットに対抗した、フェイスブックのスカイプ提携など、直近の最たる例である。

Google+が違いを出そうとすれば、フェイスブックはその違いを埋めるだけである。そして、それが、そのまま現行のフェイスブックユーザーの使い勝手をよくすることになる。

Googleは、FTCの反トラスト法の調査を抱えているし、その優越的地位を乱用して、ユーザーを無理やりに囲い込むようなことがあれば、会社自体が窮地に立つことが十分にありうる。

この点でも、Google+の雲行きを危惧するのである。

参考リンク:Mark Zuckerberg Explains Why Google+ Won’t Beat Facebook (Yet)

勝てない理由の2と3

これらの理由は、どうだろう。

Google+の戦略が功を奏して「サークル」が受けるかもしれない。

Google+の多人数ビデオチャットも、どうなるかわからない。「電話」を喩えに出して多人数チャットは受けないなんて言っているが、どうかな、と思う。

すべての人が、1対1のチャットを好むわけでなく、多数対多数のビデオチャットをやってみたらいいじゃん、てな感じにならなくもない。さびしいもん。

それに、1対1で口説くより、集団と集団で口説くほうが「互いに」安全なのは言うまでもない。グループ交際は、洋の東西を問わない。

SNSの男女間トラブルが多いのは、得てして1対1に「持ち込まれる」からで、これが最初から「集団」で話が進むようになれば、これまた、わからんよなあと思う。互いに選択肢も増える。

勝てない理由の4

Google+が厳しいのは、まさに4番目の理由で、みんないるんだな、フェイスブックに。

習慣と言うのは実に抜きがたく、おそらく、1割や2割の利便性では、乗り換えの動機にならない。

2倍3倍くらいになって漸く、ユーザーの移動が見られるんでないかな、と思う。

わたしはそのくらいのメリットがないと、「めんどくさいから今のでいい」となる。

現在のところ、Google+は、ユーザーに対して、フェイスブックに倍するメリットを与えていないように思う。

Google+の評価として、「高機能でシンプル、スマート」とあったが、まあ、それが乗り換えの理由にはならんわな。

逆を言えば、Google+には、そうした抽象的な特徴しかない、つまり、特色があってなきが如し、なのだろう。

Google+の数年は厳しいなと思う。消耗戦の始まりだ。

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