フェイスブックの4月のユニークアクセスの上昇が5%と「鈍化」がニュースになるのは

フェイスブックの4月期ユニークユーザー(アメリカ)のアクセス上昇が5%と、かなりの鈍化を見せたとのこと。

アメリカでのユニークユーザーは158millionユーザーであったとのことだ。1億5800万人である。

数字自体凄いのだが、世界全体のユーザー母数が2012年4月の時点で9億人を突破しているので、なんだか霞んで見える。

フェイスブックの事業は「広告事業」であるから、「アクセス数」は、まさに経営の根幹を担っている。

フェイスブックの広告事業は、ユーザー数の伸びに比例して成長してきた。

目論見書を見れば、即解するが、「伸び=収益拡大」であった。

目論見書参考

直近2年くらいから、「その他の手数料収入」が売り上げ中18~20%くらいになってきて、その割合を延ばしてきているが、それでも、広告事業がフェイスブックの中核であることは間違いない。

逆を言えば、一番フェイスブックが使われているアメリカ市場・カナダ市場では、「もうそろそろユーザー数(利用者)が飽和してきた」ともいえるだろう。

今、わたしの関心は、フェイスブックがどのような広告戦略を取っていくかがである。

フェイスブックは、当面の経営課題をモバイルに絞っているようだ。

上場時の投資家説明会でもそんな趣旨の発言をしているし、スェーデンのOPERAブラウザの買収話や、元アップルの技術者を雇い込んでいるというニュースが出てきている。

しかし、わたしは、広告収益の改善がどれだけ図られるかに、フェイスブックの課題があるように思われる。

売上37億ドルだが、9億ユーザーで割れば、1ユーザー(客単価)は4ドルちょっと。邦貨で320円である。

純利益10億ドルだが、9億ユーザーで割れば、1ユーザー当たりの儲けは1ドルちょっと。邦貨で80円である。

それでも凄いが。

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