・株式投資の法則の感想

ピーター・リンチの著作の中でも結構、おどけた感じのある一冊が「株式投資の法則」です。ヒント・雑学集といった感じで読みやすいです。

CHAPTER 1
真スルメ書籍

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株式投資の法則
 株式投資の優れた入門書。

『株式投資の法則』の読み方の法則

『株式投資の法則』は、序章からいきなり「債券信仰からの脱却」と題打たれた章から始まります。信仰かよっ!!みたいな。ま、株式投資の書籍で債券について語られても仕方がないのですが^^;

本書は株式投資における重要なヒントを「ピーターの法則」としてまとめ、その法則を解説しながら著述が進んでいくスタイルです。「ピーターの法則」は結構、ラディカルな表現語られるので、それがおもしろいのです。

例えば、「債券を好むものは自分が失っているものを気づいていない」とか、国債を買って一安心している人が聞けば眉をしかめそうな表現が多々あります。

「ピーターの法則」はズバリ表現が多いのです。わたしは、文体に引かれて購入しました。自分が好きなピーターの法則は13番目の「追悼ラッパが鳴っているときは、復活にかけてはならない。」です。

よーーく下げ相場で慌てて買いを入れてナンピン・・・ギャアアア!を味わったもので^^;この法則に接した後は、追悼ラッパどころか、葬儀も終わって葬儀屋が帰ってやれやれ、としたあとの数週間まで待って買うかどうかを考えるようにしております。

すんげぇ下げた企業の株情報は、お気に入りに「株式関連」−「数週間後」、というフォルダを作り、ヤフーファイナンスのページのブックマークを放り込んでおります。

わたしの好きな章

『株式投資の法則』はピーターリンチの株式投資の履歴が淡々と語られるので、それら個別の履歴が知りたい方は、是非、本書にあたってくださいな。

で、これで終わるのもアレなので、ここで本書における私の好きな章や、再度読み直してみて印象深かった表現などを抜き出して、自分の復習にしたく思います。

第7章の序文は、あたりまえすぎて忘れてしまうものです。7章は「熟練、科学、そして汗」なる題名で、カンと科学的態度こそ株式投資を成功に導くものだ、と述べています。努力は当然。この章で好きな文章を抜粋すると・・・

「銘柄選択に当たっては、熟練に基づく1種の勘が必要であり科学でもある。しかし、そのどちらか一方に、重点を置き過ぎると、かえって危険なものとなってしまう。方法論に囚われてしまっている人、例えばバランスシートばかりにこだわる人は、まず成功しないだろう。もし仮に、バランスシートから将来の見通しがたつのならば、数学者や会計士は、今ごろ世界で最も裕福な人々になっているはずである。」

「土地勘のある企業」に投資しなさい、という言葉があります。もし、企業情報だけで儲かるなら、1番儲かるのはその企業の重役連中です。インサイダー取引等で捕まってる人が多々いますが、そこから得る利益は微々足るものだと思います。要するに、多少、証券市場からは多少は抜けるけれども、大もうけまでにはいかない、と。結局、企業の経営者は、証券市場から儲けるのではなく自分たちの経営する企業の利益から儲けるものでしょうし。

だから、わたしはいくら財務諸表やチャート、株式指標が投資に値する状態であったとしても、その企業の事業なりがわからない限り、買わないようにしています。これが、土地勘なのかな、と思います。

馬鹿みたいに安いときはもちろん買い。といっても、それでも安くなった企業の業種如何で投資判断は変わります。

理由は怖いからです。多少でも、その企業を理解した上で買うのは、恐怖と戦えます。企業の基本的な財政状態と、株式市場での株価は連動しているようで連動していません。

単に調整局面(株価のなんかwよくわからない用語でっす)で、大幅に下げたとき、そこで耐えれるかどうかは、どれだけ投資先企業に迫ってるか、如何でしょう。商品にむちゃくちゃな欠陥が出た!とかならわかりますが、企業に何の変化もないのに、株価の上下だけで買い売りするのは個人的に私には無理な芸です。無理でした^^;

基本的に株価が大きく下がっても、企業そのものの存続を揺るがす事件なんてそうそうでてきません。投資先企業の調査・研究は、買うときだけでなく、持っておくとき、売るときの投資全期間で必要な行為だと思います。まあ、保有企業はどうしても目が行ってしまうものですが。

結局、四季報CD-ROMの前で、有価証券報告書の前で、財務諸表PDFの前で、実際の店の中で、パソコンのモニターの前で、うんうん唸りながら自分の職人芸を磨いていくしかないですねぇ。

「株式投資の法則」とは関係のない結論で終わってしまいました^^



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