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株式投資や日々のニュースを読み解くときに頼りになる一冊です。 企業買収やM&Aは、はっきりいえば、米国と日本では、温度差が違います。 そのへんの文化的なギャップの説明は、凄くよくできています。 米国の企業買収では、 「株主価値を最も引き上げるのは、だれか?」 「誰に経営を任せれば、より株主にとって利益が出るか?」 ということを軸にして、ニュースを読み解けばスッキリします。 ^−−−−−−−−−−−−^ 対して、日本的な意味での企業買収は、どういう感触・感情で語られているかを読み解けばいいのです。 日本的経営、といわれるように、日本の雇用慣行はウェットです。 派遣よりも正社員での雇用を求める人が多いかと思います。 ドライな雇用慣行の米国よりも、企業と従業員の関係が深いわけです。 ですから、買収によって、がたがたを社内に入れて欲しくないというのが、感情的な意見になるのです。 「企業買収」にあたって、「株主価値をあげる」というのは、おおくは外資系であり、日本の企業が使う「企業価値をあげる」というのは、株主以外に、従業員、その他の社会的価値観を含んだもののいいようだ、との本書での指摘は「あらら」と思いました。 ^−−−−−−−−−−−−^ また、本書には、簡単な企業価値の算定式が掲載されています。 バフェット流の株式投資になじんだ人は、いけるでしょう。 PERは割引の逆数だ、などと基本事項の確認ができます。 基本的なことから説明してくれているので、泥縄でやってきた人、基本書にあたっていない人には、すんなり読めて、値段ブンの働きはするかと思います。 |
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