さてさて、前回では株式はその会社の資本の部を、発行済み株式総数で割ったものだ、ということをピザのたとえで説明しました。 そして、株価の上下は、資本の部がどう増減するか?が原因だということもいいました。 さて、それでは、基本的に、利益しか変動の理由はないはずなのに、なぜ、アレほどまでに株価という物は上下するのでしょうか? 答えは簡単です。そういう値段でもいいと思っている人たちが、彼らの推測をもとに、取引しているからです。 そこで、価値と価格の違いをお話しましょう。単純に言って価格はその物の値段、価値はその物から得られるものの総体といえますね。 かばんを例に考えてみましょう。普通のかばん、ブランド物のかばんがあります。今、その2つのかばんの価格には大きな差がありますね。 それはなぜか? 簡単ですね。普通のかばんはただ物を入れるだけですが、ブランド物のかばんは、物を入れるほかにステータスな意味が付与されているからですね。 ブランド物のかばんは、そのステータス(おしゃれでもいいでしょう。)の意味が、買ったときから将来に向けて発揮され、満足を持ち手に与えるために、価格が高くても売れるわけです。 その、将来にわたる・・・ってところがポイントですね。それがブランド物のかばんが持つ「価値」といえます。まとめてみましょう。 株式がその時の利益の増減の変動よりも、大きな変動で取引されるのも、単純に、将来これぐらい稼いでくれるだろう、将来的にこの会社はあかんやろう、と思っている人たちの過剰な値付けにあります。 例えば、不祥事で、株価が大きく下げたとします。これは、おそらく、その不祥事が、その企業の将来の業績に大きな損害を与えるだろう、という予想の元に過剰に値付けしているのでしょう。また、株価自体もあるでしょう。下がりそう、上がりそうだから・・・その値段でよし、として取引しているのでしょう。 したがって、株価の変動ほど推測、憶測で決まってしまうものはありません。単にそうらしい、という具合で決まってしまうからです。 それも毎日毎日。必ず耳にした事があるでしょう。「株価は〇〇を、おりこみ済みだ」という表現を。 こうした憶測、推測ははっきり言って、新聞だけでなく、投資関係の本、雑誌、テレビ等の中で、毎日のように流れている情報といえます。 メディアリテラシーという言葉をご存知ですか?リテラシーとは読み書き能力を意味し、メディア・リテラシー(Media Literacy)とは、私たち自身がテレビ、新聞、ラジオ、雑誌からマンガ、ポピュラー音楽、映画、ビデオ・ゲーム等のあらゆるメディアを使いこなし、メディアの提供する情報を読み解く能力のことをいいます。 簡単に言えばその情報を流す意図はなんであるか?ということです。もっと突っ込めば、その情報を流すことから、送信者、発信者はどんな利益があるかということです。 我々は株式投資で利益を得るのが目的です。株式投資の情報を得るならば、株式投資で儲かっている人から情報を入手すべきです。アナリストや経済評論家はどこから利益を得ていますか?それは彼らの所属する組織の給料や原稿料、講演料でしょう。もちろん、証券会社の人は証券会社の給料で食べています。 現在の株式投資の情報源は、ほとんどが彼らからの情報だといって過言ではありません。 忘れないで欲しいと思います。メディアリテラシーという言葉を。我々、株式投資家にとっての「株式の価値」を分析しましょう。「株式の価値」は決して手数料獲得のための価値ではあってはならないのです。 新聞でこういう記事がありました。ある会社の社長の言葉です。。」 上場企業の業績予想はよくはずれますよね?自分の会社の業績でさえ、うまく予想できないものなのです。それなのに外部の調査機関やら調査会社やらアナリストやらが、当の企業以上の予想を立てることは難しいと思うのですが・・・。 |
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