・株式入門2:価値と価格

株式入門2では株価を価値と価格の概念から考えていきます。基本的に株式の価格、株価ほどその会社の情報を隠したりハッキリさせるものはないのです。この二面性が鍵です。

CHAPTER 2
単純な話

初心者投資ホームに戻る
書籍代を拾って本代節約

マンガ:ウォーレンバフェット
 フォーカス投資の名人バフェット。

さてさて、前回では株式はその会社の資本の部を、発行済み株式総数で割ったものだ、ということをピザのたとえで説明しました。

そして、株価の上下は、資本の部がどう増減するか?が原因だということもいいました。

さて、それでは、基本的に、利益しか変動の理由はないはずなのに、なぜ、アレほどまでに株価という物は上下するのでしょうか?

答えは簡単です。そういう値段でもいいと思っている人たちが、彼らの推測をもとに、取引しているからです。

そこで、価値と価格の違いをお話しましょう。単純に言って価格はその物の値段、価値はその物から得られるものの総体といえますね。

かばんを例に考えてみましょう。普通のかばん、ブランド物のかばんがあります。今、その2つのかばんの価格には大きな差がありますね。

それはなぜか?

簡単ですね。普通のかばんはただ物を入れるだけですが、ブランド物のかばんは、物を入れるほかにステータスな意味が付与されているからですね。

ブランド物のかばんは、そのステータス(おしゃれでもいいでしょう。)の意味が、買ったときから将来に向けて発揮され、満足を持ち手に与えるために、価格が高くても売れるわけです。

その、将来にわたる・・・ってところがポイントですね。それがブランド物のかばんが持つ「価値」といえます。まとめてみましょう。

価格はその物の価値によって決まる。価値は、その物の持ちうる「将来的な何かが、あるか否か」で判定されます。

株式がその時の利益の増減の変動よりも、大きな変動で取引されるのも、単純に、将来これぐらい稼いでくれるだろう、将来的にこの会社はあかんやろう、と思っている人たちの過剰な値付けにあります。

例えば、不祥事で、株価が大きく下げたとします。これは、おそらく、その不祥事が、その企業の将来の業績に大きな損害を与えるだろう、という予想の元に過剰に値付けしているのでしょう。また、株価自体もあるでしょう。下がりそう、上がりそうだから・・・その値段でよし、として取引しているのでしょう。

したがって、株価の変動ほど推測、憶測で決まってしまうものはありません。単にそうらしい、という具合で決まってしまうからです。

それも毎日毎日。必ず耳にした事があるでしょう。「株価は〇〇を、おりこみ済みだ」という表現を。

私はどう考えても、その意味がはっきりとわかりません。

こうした憶測、推測ははっきり言って、新聞だけでなく、投資関係の本、雑誌、テレビ等の中で、毎日のように流れている情報といえます。

メディアリテラシーという言葉をご存知ですか?リテラシーとは読み書き能力を意味し、メディア・リテラシー(Media Literacy)とは、私たち自身がテレビ、新聞、ラジオ、雑誌からマンガ、ポピュラー音楽、映画、ビデオ・ゲーム等のあらゆるメディアを使いこなし、メディアの提供する情報を読み解く能力のことをいいます。

簡単に言えばその情報を流す意図はなんであるか?ということです。もっと突っ込めば、その情報を流すことから、送信者、発信者はどんな利益があるかということです。

我々は株式投資で利益を得るのが目的です。株式投資の情報を得るならば、株式投資で儲かっている人から情報を入手すべきです。アナリストや経済評論家はどこから利益を得ていますか?それは彼らの所属する組織の給料や原稿料、講演料でしょう。もちろん、証券会社の人は証券会社の給料で食べています。

現在の株式投資の情報源は、ほとんどが彼らからの情報だといって過言ではありません。

それゆえ、
我々もは、株式投資から利益を得ている株式投資家から、主として情報を入手しなければならないのであって、手数料で稼いでいる者からの情報は十分注意しなければならないのだといえます。

忘れないで欲しいと思います。メディアリテラシーという言葉を。我々、株式投資家にとっての「株式の価値」を分析しましょう。「株式の価値」は決して手数料獲得のための価値ではあってはならないのです。

新聞でこういう記事がありました。ある会社の社長の言葉です。。」
「株?昔はやってたよ。でもね、今はやってない。なんでかって?自分の会社の利益がどうなるのかわからないんだから、他の会社の利益がどうなるか、わからないからさ」

上場企業の業績予想はよくはずれますよね?自分の会社の業績でさえ、うまく予想できないものなのです。それなのに外部の調査機関やら調査会社やらアナリストやらが、当の企業以上の予想を立てることは難しいと思うのですが・・・。

たとえ、ぴったり毎年、その企業業績を当てれるアナリストやらがいるなら、その人は就職先を間違っていると思います。どの企業の業績予想がはずれて恥をかきたくないので三顧の礼で迎えてくれるでしょう。




当サイトはリンクフリーです。
リンクはご自由にどうぞ。

ご意見・ご感想は管理人までメールを

Copyright 2004, kurage (:]ミ , LLC