LinkedIn Corporation (LNKD)はPer700倍で、Facebook(FB)はPer80倍。この差のキーは「monetization」

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

リンクドイン-LinkedIn Corporation (LNKD)のPerは約700倍で、フェイスブック-Facebook(FB)はPer80倍。この差のキーは「monetization」の有無・進展度にあるように思われる。

当雑文を書いている時、LinkedIn Corporation (LNKD)のPerは約700倍で、Facebook(FB)はPer約80倍である。

リンクドイン(LinkedIn)の1株利益は15セントに株価は100ドル前後。

フェイスブックは、1株利益40セントで30ドル前後である。

両者ともSNSを生業としている企業であるが、PERの差は9倍近くもある。

これは一体何なのかを考えるのが、当雑文の目的である。

リンクドイン(LinkedIn)とフェイスブック(Facebook)は、同じSNSと言いつつも、そのユーザー数とユーザーの属性は大きく異なっている。

有体に言えば、リンクドインは「ビジネスパーソン向け」「ビジネスパーソン用」のSNSであるという点である。

対して、フェイスブックは、キツイ属性が切られていない「交流サイト」である。

最近になってようやく“フェイスブックはビジネスにも使える”と言われているが、逆を言えば、9億ユーザーもいながら、ビジネスには使われてこなかった、というわけである。

日本では、主に「ビジネス」で火が付いたきらいがある。ホント、実質・実際主義の現われなんだけれども、本場を振り返れば、「交流」なのが主な利用なのだろう。

さて、リンクドイン(LinkedIn)の株価が過大に評価されているのは、リンクドイン(LinkedIn)が「転職」や「スカウト」に用いられているからである。

求職者はもとより、人事担当者必見のSNSであるとのことである。逆を言えば、取りあえずはリンクドイン(LinkedIn)を見てみる、という塩梅なのである。

リンクドインでは、有料ニュースサービスの購読等で収益を上げているが、彼なり彼女がどのようなニュースに接しているのか、どういうニュースに反応しているのかは、貴重な「人事資料」であることは間違いない。

「○○のこと知っています」といいつつも、○○に関するニュースフィードが真っ白ならすぐにばれてしまう塩梅である。(憶測だが)

こうした転職に強いということで、リンクドイン(LinkedIn)は新たな収益源を確保したと言う塩梅である。

言い換えれば、お金の取れるサービスに進化していっているというわけで、これが「monetization」として、投資銀行や証券会社のアナリストの高評価に繋がっているのだろう、と考えている。

「monetization」=有体に言えば、現金化・収益化という意味だが、この点、フェイスブックがまだまだ「現実化」していない。

ある会社の調査だと、フェイスブックは2000広告表示に1回がクリックされるという。クリック率0.0005%である。

現在のところ、フェイスブックの利益に大きく利益に貢献しているのは、ソーシャルゲームのフィーだが、「おもちゃ」じゃ儲からないだろう。

monetization(現金化・収益化)の進展如何で、フェイスブックは大きく化ける可能性はある。

リンクドインのしていることを「ぱくれば」いい塩梅だ。

日本でも同様な事が起きると、転職サイトは潰れるだろうね。わたしなら持ち株を処分する。話にならないだろうな、と思う。