FTCに2250万ドルの和解金:グーグルとプライバシー

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

グーグルが、サファリの利用者に意図しないクッキーをインストールして、Web履歴を集めていたことにたいして、FTCに2250万ドルの和解金を支払った。グーグルとプライバシーの問題は根深い。

ブラウザの「Safari(サファリ)」の利用者のWeb閲覧に関する情報を収集していたグーグルは、米連邦取引委員会(FTC)の指摘を受け、2250万ドルの和解金を支払うことになった。

あくなき成長を目指して、好調なグーグルであるが、だんだんとその成長の限界も見え始めてきている。

というのも、グーグルが今後さらに成長するには、ユーザーのプライバシーまで踏み込んで、広告を表示しないといけないジレンマがあるからである。

EUでも、無断で「クッキー」によるユーザーのインターネット履歴を掴むのは、「違法」に傾きつつある。

「クッキー」によって、プライバシーにあたるインターネットの履歴や検索用語の内容及び回数を、グーグルが取得する際は、「警告表示」して、ユーザーの意思を問うようにという意見が出されている。

ま、これと、本質的に、同じ構造の事件である。

広告とは、被広告者の情報があればあるほど、それに「マッチした広告」を配信することができる。

であるから、その情報をいかに正確に大量に掴むかが、商売の肝となるわけで、それが、個人のプライバシーにまで及んでいるということだ。

おそらく、9割に近い人が、自分のブラウザに表示されるホームページの「広告」が、自分の検索動向や傾向に応じて変わっていることなど、知らないはずである。

静かにグーグルのプライバシー侵害が、グレーゾーンを突破しつつあるな、と思うのである。

まあ、同様のことは、今後のフェイスブックの展開によっても、問題を帯びては来る。

どこで線引きするか、株主としてグーグルに持つ1つの懸念事項は、当該プライバシー侵害の巨額の罰金である。

グーグルのSNS「グーグル+」がぱっとしないのも、プライバシーへの不安と懸念があるのではないかと思う。まあ、名前がダサいだからだろうが。

参考:http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120810/415521/

追記:

今日、週末恒例のウイルス検索をかけていたら、異変が起こった。

常々、数年前からずうっとウイルス検索をかけると検出されていた、「DoubleClick」のクッキーが検出されなくなっていた。

削除しても消えず、まあ、悪戯もしないことなので放置していたのだが、まさか、(これかな?)と思っている。