・初心者の社会保険:国民年金編

初心者投資の社会保険では、まず、我々に身近な国民年金から説明していきます。基本的に社会保険の年金も、国営の生命保険にほかなりません。

CHAPTER 1 
年金も保険

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教えたくない資産運用のカラクリ
 ゲームはルールを知らないと勝てません。

この年金というものも、はっきりいえば投資商品にほかなりません。

ただ、私企業である生命保険会社と違うところは、強制であるか否かということだけです。

・年金一般について

公的年金の商品には「老後」「障害」「遺族」の三つの保障があります。年金がもらえない云々の議論はこの「老後」の部分ですね。現在の社会保険制度は賦課方式を取っています。高齢化社会の到来で、よく4人で1人のお年寄りを養うと聞きますね。

賦課方式とは、この4人からお金を出し合って1人のお年寄りを養うということです。ここに若者4人と、お年寄り1人がいる小社会があるとします。

みなさんが給料として20万もらっているとします。お年寄りの生活費が20万円かかるとしたら、1人5万円ずつ出し合ってお年寄りの生活を支えると言う事になります。

賦課方式とは、これを日本全国に拡大するのです。つまり、1年、1カ月、お年寄りに支払う年金の総額を、現役世代の保険料の合計で賄うということです。4人に1人、厚生労働省の出生率は修正が多いと定評なので、2人で1人という試算もあります。

だけでなく、保険料以外に、事実上、自分の両親もいるのですから・・・そう考えるとわれわれの所得のうち、可処分足るのは少なそうですね。

・老齢基礎年金

保険料は1カ月13000円だとします。年、156000円になります。

満額受給するには、480月、40年間保険料を納める必要があります。満額受給は、現在、年80万円です。(受給資格を取得するのは25年です。)

計624万円が保険料の総額です。さて、われわれは何歳まで生きる事ができるでしょうか?

この前、テレビを見ていましたら、100歳という高齢でスキーをしているお年寄りを見ました。

現在でさえです。

今後の医療技術の発達等を考えれば・・・われわれが100歳まで生きる可能性も高そうです。というわけで100歳まで生きたとします。年金の受給を65歳から始めたとします。

単純計算で、35年間に2800万円返してもらいます。支払保険料の総額は640万です。投資商品だと運用利益は2160万円となります。

多いでしょうか?少ないでしょうか?われわれが年に156000円を年金に支払うのではなく、運用にまわし、40年間運用を続けて、最終的に2160万円を入手するには、年5%運用できれば可能です。この5%を自分で可能かどうか考えればいいのです。

国民年金を老後保障のための貯蓄目的で考えれば、あまりいい商品ではなさそうです。

しかも、この満額受給額は今後、必ず減少しますし、保険料も値上がりし、ここでいう「100歳までもらう総年金額-支払保険料総額」の運用利益も下がり続けるでしょう。

高齢化社会上、もらえるかもらえないかは、さらりと流させてもらいます。
(文脈を読んでください。一応、肯定的に書いてあります。)

ただ、国民年金は「障害」という保険も入っています。

交通事故で、腕がちぎれたり足が吹き飛んだり、果てには暴漢に襲われて半身不随になったときは、障害基礎年金は、物価スライドという物価上昇に伴って年金額が引き上げられるので、民営生命保険会社の保険よりは安心度は高いと思われます。
(障害基礎年金は、老齢基礎年金の満額受給分受け取る事ができます。)

しかも、老後と違って、事故は明日にでもやってくるかもしれません。

・生命保険との違い

ちなみに、生命保険会社の障害系保険にはインフレによる物価上昇には無力です。

かつて、徴兵保険という物がありました。お国に兵隊に取られて戦争に行き、帰ってきたときに怪我でもしてたら大変だ、というリスクに対応するために作られた保険です。

太平洋戦争後、インフレになったことは知ってますね。戦争から帰ってきた人がその保険金を受け取った時、うどん一杯しか食べれなかったそうです。ドイツの公的年金制度が破綻したのも、ハイパーインフレでした。そこからの社会不安が・・・というのは歴史における常識ですね。

現在、私は物価上昇を吸収してくれる生命保険の商品を知らないので、国民年金はただ・・・「障害保険」として強い魅力を持っているように思います。

ただ、遺族基礎年金は受給対象が「子のある妻」か「子」でしかないので魅力はありません。(妻、ですので夫はダメです。)

・まとめ

国民年金は現在のところ、老後保障には魅力はないが、障害に対する保険としての最低限度のものでは見るべきものがある。



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