虚妄の成果主義―日本型年功制復活のススメ

筆者の高橋伸夫さんは、で、最も単純なことを教えてくれました。人が幸福だったら生産性は上るか?そして、人に金を上げると生産性は上るか?ということです。

虚妄の成果主義―日本型年功制復活のススメ

・高橋 伸夫/著 日経BP社

価格: ¥1,680 (税込)

久しぶりに読んだ、すっきり本。

習熟度=給料、賃金。貢献度=賃金、給料、報酬。

成果主義とは以上のタームで語られる制度です。はずかしながら、成果主義の害毒の深さをあまり意識していませんでした。

人事本1冊目の「内側から見た富士通「成果主義」の崩壊 」で、最も醜悪な形での成果主義を学んだつもりなのですが、まだまだでした。

富士通の場合、最も悲惨な形で発露したわけですが、一番の害悪はもっとあとでじわじわきます。

基本的に本書では、作者の高橋教授は「何のために人を使っているの?」というシンプルな問題を経営に投げかけています。

生産性のためでしょ、ということです。システムが優れても、それを運用する人が不満だらけだったら、そらダメポよ。と主張します。

そのほか、経営本での人の扱いがいかにずさんか、科学的でなかったかを、痛快にあらわしているので学問上の意味でも、面白いです(^−^)

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仕事における満足度は、賃金以上に仕事での自己決定感!!という主張を、自分の職歴を踏まえて考えると、非常に納得のいくものを感じました。

いまいち、会社に不満がある人、とくに「なんで、こんな安賃金で働かされなければいかんのだ!!」と鬱憤のある人に読んでほしいです。

じゃあ、今の給料が倍になっても「うっぷん」が直らないことがよくわかると思いますよ。人事や総務の人だけでなく、普通の働き人の仕事に効く薬本です。

人件費とは、投資なのか、コストなのか?

これをどう考え感じるかで、企業は変わっていくでしょう。一番、印象に残ったこの本の言葉は以下です。

「自分の10年後の予想が立てれない環境で働く人が、会社の10年後を見据えて行動をするわけがない。」

今期の好決算は、どうですか?



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