・マーケットの魔術師シリーズ

マーケットの魔術師シリーズは、今後も読まれ続ける投資についての経験・体験記でしょう。来年になれば消える株本を読むくらいなら絶対にこっちです。投資で成功した人との質疑応答。インタビュー形式で展開される生々しい体験記。興奮して一気に読んでしまいました。

マーケットの魔術師シリーズ
ジャック・D・シュワッガー 464P 2,940円  パンローリング

「マーケットの魔術師 株式編」は投資の世界で成功を収めた人のインタビュー集です。「魔術師たち」の投資の手法は、ファンダメンタルズ派からテクニカル分析派、割安株投資、短期売買、信用・・・とさまざまです。

投資の世界では「これ」という成功方法はない、と思い知らされた1冊で記憶に残ります。

彼らの株式投資における「成功談」と「失敗談」を絡めて展開される投資の世界の悲喜こもごもが激しく面白いです。近所のおっさんかニイチャン・ネエチャンの話を聞いてる感じです。15人のトレーダーが紹介されてるので、一人くらいは自分と近い人にめぐり合えるはずです。

バフェットやリンチといったメジャーどころの投資法は、その投資額の多さから微妙に一般の投資家とはズレてるような感じを抱いていましたが、(運用額が億単位ですもんね^^)この魔術師は親近感の持てるインタビューになっています。

これも、著者の構成力が優れてるということと、訳が優れているということに尽きるでしょう。株式投資の手法について間違いなく広げてくれる一冊です。壁を感じてる方から初心者の方まで激しく楽しめる一冊だと考えます。あと、
興奮します。

マーケットの魔術師 株式編 増補版は、良くありがちな「成功者に質問」→「終了」ではなく、数年後(マーケットの魔術師では2年後)、もう一度、インタビューをしてその人がどうなったかを追加検証する、極めて読者思いの構成となっています。

マーケットの魔術師の本家はコチラ

各種先物・オプション、株式、通貨などのマーケットのトップトレーダーのインタビュー集。青い方が旧版、白い表紙の方が新版です。両方とも形式的には同じです。個性的なトップトレーダーの体験・経験・思考・行動・哲学から前職まで様々な事が紹介されています。

身近のおっさんが「〇〇でめちゃくちゃ儲けた!」と聞いたなら、どうやって儲けたのか、聞いてみたくなるのが人情でしょう。それが、毎年25万%で預金を増やしているおっさんだとしたら・・・。投資方法については具体的にあまり触れていませんが、これでもかというくらい助言が散りばめられているので、本当に買って損はないです。興奮します。

総括:全体を振り返っての感想

商品先物から為替など株式にとどまらず、「市場のトレーダー」の「生態」について書かれた本、それがマーケットの魔術師。「生態」というと言葉がアレであるが、この本に書かれている人たちは、その手腕といい考え方といい「生態」と形容したほうがぴったりきそうだからである。

この本の最大の特色は「インタビュー方式」でトレーダー達の思考を汲み取れるということです。この本は、どこから読んでもいいし、自分が気に入ったトレーダーから、もしくは、もくじに書かれたウン百億儲けた!という人から見ようとも自由です。

これらの書籍は、巷の本屋に溢れている普通の「株本」を圧倒しています。

(※普通の株本とは、〇〇億儲けたとかの、個人的過ぎる内容であまり参考になりそうにない本です。ウンコ本ともいいます。ケツを拭くぐらいしか使えないからです。)

はっきりいって、これら「マーケットの魔術師」シリーズがあれば、他の投資経験談など要らないです。まず何よりも、それらの株本に比べ、「サンプル」がはるかに多く、たくさんの「トレーダー」の気持ちや思考に入っていけます。この書籍集はいわば、投資における他人の経験の詰め合わせを買うといえます。

べつに私は「デイトレード」をやってるわけでもありませんし、何百回と売り買いする行為は無駄だと考えます。ですが、株式投資のみならず、投資(投機)で勝つために必要なのは「自分で考え」「自分で判断し」「自分で反省し」ていくことだと考えます。

マーケットの魔術師で紹介されるトレーダーたちは「自分でやっていく」精神に溢れた人が多いです。だからこそ、私がむさぼるように読み、彼等の経験から何かを学び取ろうとしたのです。

−とても印象に残っている言葉

どんな方法にせよ、それを自分が「信じなければ」どうしようもない、ということ。

−その他の機能 −

他の特色として、全体的に痛快な成功談ばかりなので、不況で給料が落ちたり、投資の成績が振るわないときなど、読んでみると気分転換にもなります。あと、興奮します。

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