本書の特徴旧版の「賢明なる投資家」の特徴はこちらで確認してください。このページで紹介する「新 賢明なる投資家 下」は、旧版の1章から10章までの章と、各章ごとのツヴイクの注釈が掲載されています。

再読の機会をありがとう
何度も読んだつもりでも、やはりそのときにはわからなかったことがある。そんなことを気づかさせてくれるのが、「名著」ではないでしょうか?
その意味では「賢明なる投資家」は、紛れもない名著です。
本書の最大の特徴は、この古典的名著を金融ジャーナリストでコラムニストのジェイソン・ツヴイクが大胆な注釈を以って、現代版にアップデートしたことにあります。
注釈といっても、それ自体ひとつの章となるボリュームです。また、原書に当たるグレアムの文章についても、ツヴイクの言葉で(注)がなされているので、非常にわかりやすく名古典を読むことができます。

ユーモアセンスにしびれる
ツヴァイクはちょいと初心者の方には難しい、グレアムの言葉をわかりやすく、面白くアドバイスしながら読ましてくれます。
何度も「賢明なる投資家」は読んだつもりですが、ツバイクに言われて「あーそういうことだったの」とか「こんな深い意味があったのね」みたいに、より一層、理解が深まったことに疑問はありません。
やはり、「賢明なる投資家」は、バフェットが「超」薦めるているように、すばらしい株式投資の教科書だと再認識しました。
と、こんなにベタホメしているとアレなのですが、やはり最初は「トラの毛皮を借りた狐かい?」みたいな意識がありました。
しかし、読んでみればわかるのですが、ツバイクのユーモアセンスは飛び抜けています。かなり、笑える部類に入るのではないかと思います。
一番、コーラを噴出して、腹を抱えたのが、第9章の序文でした。
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学校の先生が、ビリーに問題を出す。
「君は12匹のヒツジを飼っていたが、一匹が柵を飛び越えて逃げていってしまった。では、後に残っているヒツジは何匹かね?」
「一匹も残っていません」と、ビリーは答えた。
「よろしい、君は算数がわかっていないようだね」
「たぶん、わかっていません。でも、うちのヒツジのことなら何でも知っています」
−テキサスの古いことわざ
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こんな愉快なことわざを出してくるツバイクに、非常に好感を持ってしまいました。ユーモアはこれだけでなく、ツバイクの(注)にもかなりのギャグが含まれてるので、ウマが合えば楽しめると思いますよ。

結論−買うべきか否か
『グレアムも良く話していたが、自身の著作はどんな投資本よりも多くの人に読まれている−無視されてもいる』
ツバイクが(注)のなかで引用しているグレアムの言葉です。
「賢明なる投資家」を読んでない投資の初心者は読むべきです。多くの人が、基本的な事を無視するがゆえに多大な損を出してしまうのです。
ま、熱気に包まれれば、得てして無視しちゃうのですが。
「賢明なる投資家」を読むのと読まないとでは、今後、少なからず影響がありますよ。
損切して、馬鹿げた値段で売って初めて本書の意味がわかってくるよりも、最初から買っておいたほうが安上がりです。
ケイケンシャハカタル。。。orz
一度損をこいた人、初心者はぜひとも読んでおいたほうが身のためになると思います。なーんでこんなことがわからなかったのか、グレアムの説得力あふれる文章と論理&ツバイクの打ち解けて平易な注釈で、抵抗なくバリュー投資の教科書を読んで行けます。
まー、旧版を読んだことがある人は、いいでしょう。ただ、ツバイクのアメリカITバブルの「注釈」という形のレポートはそれだけで読む価値があるため、会計のウソのつき方など、そういう意味で資すると思います。
配当が出たら買っておいても損はないです。
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