・ビジネスは人なり投資は価値なり

バフェットの通史の中ではボリューム満点。翻訳もしっかりしていて、ストレスが全くないです。訳がしっかりしているのも良書に入れた理由です。一日で読みきってしまうでしょう。

ビジネスは人なり投資は価値なり

ロジャー・ローウェンスタイン, ビジネスバンク 総合法令
348P 1,890円 (税込)

題名の「ビジネスは人なり投資は価値なり」には、ビジネスや投資といった堅い言葉が並んでるので、結構、敬遠されているようであまり知名度がありません。副題に「ウォーレン・バフェット」と冠されています。おもしろいんだけどなぁ。


で、本書の特徴は、簡単にいえば「否定的なバフェット史」でしょう。書籍の題名にあわず、実はこの書籍、バフェットの通史なんです。

(正確に言えば、ウォール街とオマハを舞台に、バリュー投資家として桁けたケタはずれの運用成績を残したバフェットを中心テーマとしたアメリカの証券投資史)

マンガ:ウォーレンバフェットが白歴史だとすれば、こちらのビジネスは人なり投資は価値なりは黒歴史?!っぽい面があります。

前者は太鼓持ちなのに対し、後者は冷静な史家の立場から客観的に描かれています。

バフェットの集中力は凄い、とだけしか描写されなかったら「ふーん」で終わります。これに対し、「帰宅したバフェットは、息子が階段から転げ落ちて痛がってるのに、平然と無視するかのようにして自室に入っていった。」と、株式投資について考えていたときの彼の集中力の凄さの裏づけにこのようなエピソードを付け加わると、バフェットの等身大の姿に近づけると思います。

こんなバフェットエピソードがたくさんあります。

個人的にバフェットの「カネ」への執着、バフェットの能力の高さに舌を巻いた一冊でした。バフェットを多少でも知っていて興味がある人なら非常に面白く読める本です。

伝記的な側面があるので、投資実務や理論に付け加える所は少なかったのですが、「投資原則」は再確認できました。やはり、「価値」への投資が重要だと。

ご意見・ご感想はコチラに



Another contents
初級-バフェット理解
マンガ:ウォーレンバフェット
ビジネスは人、投資は価値なり
自分を信じるものが勝つ!
初級のTOPページへもどる