
ベンジャミン・グレアムBenjamin
Graham(1894−1976)
グレアムはバリュー投資理論の考案者であり、バフェットをはじめとして多くの投資家に影響を与えた。
1894年ロンドンで生まれる。1歳のときにニューヨークに移住。コロンビア大学卒業後はウォール街に職を得る。コロンビア大学で講義を受け持っていたときに良き後継者、ウォーレン・バフェットに出会った。投資会社グレアム・ニューマン社を経営したり、保険会社GEICOの会長を務めていたときもあった。
出版物は以下の通り。1934年、「証券分析(Security
Analysis)」を、1949年に「賢明なる投資家(The
intelligent investor)」を出版している。ちなみに「証券分析(Security
Analysis)」を出版したときは大恐慌によりすべてを失った後(※)であった。
「ビジネスは人なり投資は価値なり」より参照。
※本書では「40歳だった彼は所得がなくなってから5年の月日が流れていた。」と、えげつなく表現しています。

もしもあなたが慎重な投資家あるいは思慮深い実業家ならば、自分の出資分1000ドルに関する価値評価を、ミスターマーケットの言葉によって決めるだろうか?
有名なミスターマーケットの文句です。実は、わたしこの文章に触れたとき、出資分を出資「持」分と読み間違えていました。
そのとき、出資「持」分という言葉に触れて、アタマによぎったの概念は、「家(不動産)」なのです。民法に共有という所有権の概念があるのすが、この共有持分権者の間で、持ち不動産の自分の持分を毎日毎日、週に5日間、持分の価格を聞いてきたり、教えてくれる人を想像したのです。
よく、夫婦でマイホームを共有名義にして税対策・差し押さえ対策をしている人が多いのですが、夫婦間で毎日自分のマイホームの持分の価格について話し合ったりはしないでしょう。
(離婚の財産分与のときに、持分をいくらで買い戻すかくらいでしょう。)
そんなわけで、毎日パソコンやら携帯で株価を見ることが、いかに馬鹿げているかを改めて認識したのでした。いわば時間の無駄ですね。
賢明なる投資家:第8章 投資家と株式市場の変動より。

銘柄選択に関してわれわれが強調してきたアドバイスは「除外すること」だ。つまり、そうとわかるほど質の劣った銘柄を「除外」し、また優良銘柄であっても株価が高く投機色が強いものは「除外」せよということである。
ふたつのことを言っています。まず、ウンコ株は捨てろ。そして、利益の出ているすばらしい企業であっても、株価が高ければ買うな、ということです。
個人的に道端には平気にウンコが落ちているのに、自分からそれを踏んだりつかんでいる人が多いと考えます。株式投資を始めた頃は、わたしも思いっきり掴んでました、握り締めていました、ウンコ株を^^;
そしてもうひとつ大事なことは、どんなにすばらしい企業でも高いPER・PSRのときは避けなさいということです。
この二つを守るだけで株式投資の爆弾のうち50%は回避できると思いますよ。つくずくそう思います。
賢明なる投資家:第15章 積極的投資家の株式銘柄選択より

証券会社のアナリストは株式市場の動向を調べ、水晶球を見つめ、細かな数字の計算をしたり、スポンサー付きの旅に出る以前に、基本的な責務を果たすべきである。
これはわたしの初期の頃の失敗の愚痴として聞いてください。わたしも株式投資の雑誌を読んでいたのです。そこで、雑誌の編集者やらなんやら、アナリストの紹介する銘柄を調べた「フリ」をして売買していたのです。
でもね、今、振り返ってみると(当時の売買明細を見ながらw)、良くこんな株を買っていたなぁ、と思うような企業がごろごろしてます^^
赤字・負債、経営者の質・・・ギャフン!!な銘柄が多かったのです。
記事を信じたわたしがお間抜けなのですが、世の中、平気でこんな株式を推奨する人もいて、それが活字として世に流れているのだなぁ、と激しく思ったものです。某大手掲示板でも、インターネットの世界でさえ、わたしは推奨できない会社でした^^
ぶっちゃけいうと、株式投資の雑誌よりビジネス誌を読んだほうがはるかいに勉強になって、実りある時間になると思いますよ。ぶっちゃけ、前者はミスターマーケットと対話してる感じ、ミスターマーケットについて話し合いをしてる感じがしてならないのです。
賢明なる投資家:第17章 特別な四社の例より

証券分析(Security Analysis)」は邦訳版が出ていますが、高いので原書を買って読んでみようと思います。(今年の目標でッス)

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