・ある株式投資家について

利益と企業の関係は、切っても切れません。株式投資では、基本原則が忘れられ、優良企業ではなくカスを買うときがあると、株式投資家は胸に刻んでおかなければなりません。


CHAPTER 1
ある株式投資家について

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銘柄調査最適ツール〔基本編〕

マンガ 世界投資家列伝
バリュー系投資。初級者用の読み易い書籍。

ウォーレン・バフェットの個人については様々な書籍で紹介されているので、このページでは割愛します。本を読めばすぐにわかります。私が読んだ書籍は、書籍紹介等で詳しく書いてありますので、そちらをご覧ください。そっちの方が面白かもしれません。

最も簡潔にその人物を評せば、「唯一、株式投資で財をなした人」と言えるでしょう。株式市場に上場して財を成した人は多いのです。代表的なのは誰でもご存知の、ビル・ゲイツです。ビル・ゲイツが事業家なのに対し、バフェットは投資家です。

これからウォーレン・バフェット氏の株式投資法を、私なりに解釈したものを書かせていただきます。おおまかですが。私がこのページの草稿を読み直した時の感想は、あたりまえではないか、ということでした。

全く、当然で当たり前の事を書いています。

よく使われる言葉ですが、当たり前の事をやるのは難しい、ということです。また、それ気づくのも難しいということです。

これから記述される、彼の投資法についての私の解釈には、秘密も必勝法もタネも仕掛けもありません。あまりにあっけなくて、期待はずれになればいいな、と思います。

CHAPTER 2
タネも仕掛けも

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株式投資初心者の書籍集

バフェットからの手紙
赤ペンを手に持ち読み込んだ1冊。バフェット流の株式投資に、この「バフェットからの手紙」は外せません。値段も手ごろなこの1冊を読み込むだけで多くの事がわかるでしょう。

最初から言うと、ちなみに、このページ作成にはネタ本があります。「バフェットの銘柄選択術」という本です。この本から、様々のヒントを盗みました。感想文と言えなくもありません。

この本から得たものを、たくさんの人に知って欲しいという思いからこのページを作成しています。それほどのものを皆さんに、与えてくれる本であるといえます。

1 ●優良企業を買う。

優良企業とは、その企業の提供するサービスや商品が、消費者にとって必要不可欠であり、且つ、それらが容易に陳腐化せず、且つ、その企業の地位がそのサービスや商品の分野で独占に近い地位を占めており、高い成長率を維持している企業、のことです。

よく、新聞やラジオで、優良企業云々の言葉は流れます。しかし、この定義に従えば、全く優良にあたる企業は少ないと言わざるを得ません。

よく、優良企業ランキング1000とか500、という記事が紙面をにぎやかすことでしょう。しかし、この定義に従えば、その言葉自体、矛盾しています。

2 ●その優良企業の株式を、疑似債券と捉える。

優良企業ならば、毎期毎期、安定して利益を稼ぐ事が可能になります。
だからこそ、その企業の株式を債券のように見れるのです。

株式 1株利益
債券 利子

もし、優良企業が利益をすべて配当として株式投資家に還元すればどうなるでしょうか?配当性向100%です。

1株しか発行していないとしましょう。

その株式を持つことで、その企業の上げる利益のすべてを受け取る事ができます。

優良企業であれば、毎期、利益を出す事ができ、その企業の利益を受け取る事ができるのですから、利益を利子、株式を債券と言えますね。

ただ、株式を「疑似」債券としたのは、企業の利益は変動するからです。これに対し、債券の利子は一定です。債券はほぼ、5年か10年か、償還される日がきまってますね。かなり長い間保有するのが債券です。

優良企業であるならば、5年、10年と存続し、利益を利子として還元できるはずです。だからこそ、優良企業の株式を疑似債券として捉える事ができるのです。

したがって、自分の買おうとする企業が優良かどうかを見極める必要があります。世間でいう優良と、バフェットのいう優良は違うことを憶えておきましょう。そうすると、混乱がありません。

3 ●その優良企業の株式を安く買う。

優良企業であるならば、毎期、利益をあげ、且つ成長していきます。
その企業の株式は、債券の利子のごとく、利益を生み続けます。
それだけでなく利益は、毎期毎期、増え続けていきます。

成長は毎期、前年度の利益ををうわまることができてこそ、成長といえるからです。この安く買うところは味噌です。

毎期毎期、安定した利益成長を続ける企業であるならば、その企業の将来の1株あたりの株主資本を計算する事ができます。ここでは10年をもとに考えてみましょう。

10年後の1株あたりの株主資本を出すには、これまでの株主資本利益率を‘‘基本要素‘‘として、複利計算をしていけばよいのです。その計算で得られた1株あたりの株主資本に、期待できそうな控えめの株主資本利益率を掛けましょう。そうすることで、10年後の1株あたりの利益がでますね。

その1株あたりの利益の額に、これまでの控えめな株価収益率を掛ければ、10年後の予想株価を得る事ができるでしょう。

その予想株価に対して、自分が求める投資利益率を10年分、割引計算をして現在の価値に直し、現在の株価に対して安いのであれば買えばいいのです。

CHAPTER 3
バフエット流の本質

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手法に関係なく読むべき本

最高経営責任者バフェット
バークシャー傘下の企業のCEOとのインタビューを通して、バフェットの姿に迫ります。彼らのボスだから肯定的なのも仕方ない所ですが、それでもバフェットの凄さが伝わるかと。

バフェットの方法を、大雑把に言えばこうなります。
細かい部分はありますが、だいぶはしょっています。
その他にも、将来の予想EPSを利用した方法もあります。

私が思うに彼の方法の最も素晴らしいことは確実に自分で計算できることから始めているところでしょう。

まず私が感動したのは企業の選び方です。

利益の一定しない、不安定な企業は選択しない。
なぜなら予想できないからである。

成長率の低い企業には投資しない。
なぜなら面白くないから。

まず、自分の理解できる方法を学ぶ事、理解のできる方法で株式投資を行う事、この2点の重要性を最も明確にしてくれる意味で、大変重宝すると思われます。

●バフェットの株式投資だけではなく、よく出る言葉●

1株あたりの株主資本 BPS book value per share 株主資本/発行済み株式総数
株主資本利益率 ROE return on equity 税引き利益/株主資本
1株あたりの利益 EPS earning per share 税引き利益/発行済み株式総数
株価収益率 PER price earning ratio 株価/1株あたりの利益

TOPに用語解説のページがあるのでそちらもあわせてご覧下さい。

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追加:
今読み直すと、極めて基礎的なファンダメンタル分析の手法だと感じました。グレアムの
賢明なる投資家を読めば、バフェットのその株式投資の手法の原型を見ることができるでしょう。賢明なる投資家にはもっと詳しい説明があります。併用して読んでおけばさらに、安全域が高まるでしょう^^;

なお、このグレアムの賢明なる投資家は、1949年に初版が出版されました50年以上前に書かれた書籍の内容が現在でさえ新鮮なのです。

つまり、日本では50年以上の前の「古典」が現代的に感じるほど、この証券分析において研究が進んでいなかった、または、投資家の間で広まっていなかったという論左ではないでしょうか?

ま、する必要もなかったんですけどね。つーか、できませんな。