・赤いダイヤ

小豆相場を舞台にした相場小説。あらゆる相場入門書を押しのける好書。相場がナンたるかを垣間見るのに、これほどのわかりやすい一冊もないでしょう。〇

 

赤いダイヤ(上)  赤いダイヤ(下)

・梶山 季之/著   出版者  :パンローリング

・1000円くらい

相場小説の金字塔、といわれるのが「赤いダイヤ」です。

ぶっちゃけいうと、相場や投資の勉強以上に、読み物としておもしろいです。

ちなみに、赤いダイヤとは、小豆のことです。

アンコの小豆が、なんだかんだ、相場の商品になっていく様が、たいへんおもしろく読めます。あーそうなってんのね、と相場の基本的な部分がわかるのではないでしょうか?

この小説を読むと徳なのは、相場は創られる反面、創ったものの手を離れていく、というもの。

たんに相場の先を読む、という行為がどれだけ難しくて、深く敵要素の多いものなのかが、この小説は鮮やかに示していると思います。

読みが正しくて、儲かるものではない。

このようなことが、1000円×2くらいで、理解できるのですから安いものです。

ウンコ雑誌の騰がる株特集なんて読む前に、なぜ、このような記事が世に出てくるのか、記事になる会社があるのか、云々かんぬん、推理小説好きがなにかと細かい点まで考えるように、この「赤いダイヤ」を読むことで、コレまで以上に市場というものへの視点をつかめるかと思います。

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市場ってナンだろう、相場ってナンだろう、多くの点で入門書に手っ取り早いです。

証券会社や雑誌の投資入門セミナーに出席する前に、この赤いダイヤ2冊読んでおけば、きっと深いところまで理解できるでしょう。

オススメ小説です。

2冊合わせると、うんざりする厚さになりますが、おもしろいのでぐいぐい読めます。土日あればすっきり読めるし、すばらしい週末になることでしょう。



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