マイクロソフトは、来る8月16日の“第1回目”のロックアップピリオドの後でも、フェイスブック株を手放さない模様である。
マイクロソフトは、フェイスブック株式を2,620万株保有している。
フェイスブックの発行済み株式総数のうち、1.7%のシェアを有している。
8月16日の“第1回目”のロックアップピリオドでは、約2億7100万株の売買禁止が解除される。
表面的にはその株数だけ、市場に「流動性」を与えるわけなのだが、マイクロソフトはそのうち、解除される10%分を有しているから、その分だけ、市場に流れる株数は減る。
とはいえ、90%分の約2億4000株は、市場に流れる可能性があるわけで、値上がりを押さえつけるのは、明白であろう。
売られなくても、その「存在」が、プレッシャーになる。
なお、マイクロソフトは、2007年に2億4000万ドルで取得したとのこと。1株あたりは9ドル。
これを書いている株価は20ドル前後だから、たとえ、売っても利益はあることとなる。
マイクロソフトは、自社の検索エンジンBINGの検索結果とフェイスブックと連動するサービスを行っているし、更に深めるようなので、こうした「さまざまな戦略上」の目的から、フェイスブック株をホールドするとのことである。
とはいえ、じゃあ、「そういう」理由がない株式保有者・先行投資家は、株を売る理由になるわけである。
フェイスブック株が値上がりに転じる兆しは、かなり「ない」といっていいだろう。
参考:http://wallstcheatsheet.com/stocks/microsofts-facebook-investment-and-2-other-weekend-stories-to-know.html/