インテルを売り払ったバフェット

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

バフェット率いるバークシャー・ハザウェイ社が、CPUメーカーのインテル社の持ち株を全て売却した事が明らかになった。恐らくは、インテルの独占性が薄れてきている事が、売却の理由であろう。

バフェットのバークシャー・ハザウェイ社が、インテル(Intel Corporation -INTC-Nasdaq)の全ての持ち株を売却した。

この直近3年のB/SやP/Lを見てみたが、赤字ではない。

しかし、このニュースを聞いたときに、(バフェット的だな~)と思ってしまった。

売却した理由は、インテルのCPUの独占状況の見通しが立たないからだろうと忖度する。

PCのWindows製品のCPUを独占してきたインテルだが、インテル以外のCPUを積んだ「コンピューター」が、“市場”=消費者の財布のシェアを奪いつつある。

そう、従来のアップル製品の勃興、そして、21世紀のコンピューターであるスマートフォン、キンドルといったタブレット的なコンピューターの登場である。

これらの「コンピューター」には、インテル製のCPUが積まれておらず、たとえば、スマートフォンを例にすれば、NVIDIAとかクアルコム製のCPUが積まれている。

言ってしまえば、これまで、「コンピューター」のCPUは「インテル」だけであった状況が変わりつつある、という次第である。

つまり、インテルの独占性が薄れてきている、という塩梅である。

インテルは、CPUの市場を独占しているから、高収益を挙げることができた。

しかし、コンピューターの独占性が崩れれば、競争に巻き込まれてしまう。

インテルの技術力があれば、競争に打ち勝つことはできようが、「高い収益性」は難しくなる。

バフェットは、「10年後が計算できない企業は買わない」とよく言われる。

いま、インテルは高収益メーカーだが、10年後どうなるかわかったものではない。

スマートフォン等の新しいコンピューターの出現が、『今は高収益だが、将来的にはわからないインテル』の持ち株全売却の原因であるように思われる。