Google:2011年の第2四半期は好業績。株価は+68ドル(+13%up)。このご時世に売上は32%アップ。

Googleの好調は、ある程度予想はされていた。

本業の検索エンジンの広告収入。大小買収を重ねた結果、広告機会の増大と配信システムのコストが下がる。

それ以外の、期待にあふれるニュースも多かった。

たとえば、スマートフォン。

Google製OS(オープンソースだが)のアンドロイドを積んだスマートフォンは、シェア4割を占めるようになった。

Googleのスマートフォン市場の躍進は、ライバル会社のRIM(Research In Motion、オバマ大統領も使っているブラックベリーの会社)のゴタゴタぶりと株価の低下からしても、明白である。

参照:RIMの株価

次に、次世代のシンプル・機能別パソコンのさきがけとなりそうな、「クロームPC」のリリース。これも好評を博す。

そして、個人的にはアレかなあと思うが、「Google+」のリリース。

CEOのLarry Pageさん曰く、2週間で2000万人ユーザーを集めた、とのことなので、その浸透ぶりは目覚しい。

日本製SNSのミクシイが、2200万人ユーザーなのと比べれば、ドエライ数字である。

なお、ちなみに上記のGoogleの各事業は、売上的には3%の部分。本業はやはり広告で、売上で97%を占める。

いうなれば、他の事業は、まだまだ第2の柱になっていないともいえるし、それらを通して、本業の「広告」を売る、ともいえる。

売上構成比だが、「Google」本体の広告売上が「69%」をしめ、他のパートナーサイトの広告売上(アドセンスを載せているサイト)が、「28%」であった。

本体の方の業績がよかったわけである。前年比で、本体の方が1ポイント上がっている。

第2四半期決算の詳細

90億ドルの売上高。前年同期比32%アップ。部門別の売上高は、公式を参照。

なお、売上の54%が、アメリカ以外の外国からのもの。国外売上高は、48億7000万ドル。

1株あたりの利益はGAAPベース「$7.68 」、非GAAPベースで「$8.74 」。

HTM:Google Announces Second Quarter 2011 Financial Results

PDF:PDF版

気になったこと

以上のことは、普通に新聞を読んでいたり、記事を見ていれば、「誰」でも大体の予想が付く。

好調なのは、「周知」事項なのである。

アナリストの見積もりも高かったが、今回の発表はそれを超えていた。

問題なのは、Googleが好調なのを知っていても、つまり、前もって「いい決算」になると思われていたのに、あまり、株価が動かなかったことにある。

好業績の発表後に、推し計り合ったように、ガッと「雄牛」のごとく上昇した。

過去最高益なのだから、前もって、もっとわーとお祭り騒ぎで上がっていてもおかしくなかった。

みんな何かを気にしていて、それが、重石になっている、見えない壁があるように思うのであった。

やはり、FTCの反トラスト法なのかな、と思う。

今回のGoogleの業績報告では、FTCとのやり取りは、何もなかった。

「いわない」ということは、「やはり、大きな問題」なのであろう。

見えない戦いの予感がするのが、当該好決算の特徴かなと思っている。

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